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エステサロンのための経営講座

エステ原価率10%は高い?利益が残らない原因と物販で安定経営をつくる秘訣

「売上はあるのに、なぜか利益が残らない…」
その原因の多くは「原価率と利益率のバランス」の崩れにあり。理想の利益率を作る秘訣とは?
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まずは「原価率」と「利益率」をチェック!

まずは「原価率」と「利益率」をチェック!

エステサロンの経営を安定させるために、押さえておきたいのが原価率と利益率。

原価率 = 施術や商材にかかるコストの割合
利益率 = 売上から経費を差し引いた本当の利益の割合

どれくらいコストがかかっていて、実際にどれくらい手元に残るのか、把握していますか?

例えば、
施術1回10,000円で、商材費1,000円なら、原価率は10%

原価率10%なら、一見問題なさそうですよね。
ところが、家賃・人件費・光熱費・広告費など経費を積み重ねると、最終的な利益は想像以上に薄くなります。

「売上が増えているのに、思ったほど利益が残らない…」というサロンに多いのは、原価率や利益率を正しく把握できていないことも多いのです。

利益を圧迫する「3つの落とし穴」

利益を圧迫する「3つの落とし穴」

原価率や利益率を把握していても、「なぜか利益が増えない…」というサロンには、数字だけでは見えない、ゆるやかなロスが潜んでいます。まずはこの3つを整えるだけで、利益率は大きく改善します。

① 仕入れ在庫のロス

売れ残り・割引・箱潰れ・使用or品質保持期限切れ…。感覚仕入れが続くほど利益を削り、資金繰りも悪化します。

② 施術コストのムダづかい

商材の使い過ぎやスタッフ間の使用量のバラつきは、原価率上昇の原因に。「仕上がりに必要な基準」を全員で共有するだけで、大きな改善が可能です。

③ サービス過剰(時間・人件費の増加)

丁寧さが行き過ぎると時間が伸び、結果として実質人件費アップに。メニュー内容と価格のバランス調整がカギになります。

まずは、この「3つの落とし穴」のロスをなくすことが、利益を確保する第一歩です。

理想の利益率は「施術 × 物販」のバランスで決まる

理想の利益率は「施術 × 物販」のバランスで決まる

もう一つ押さえておきたいのが「売上構成」です。
施術だけに頼った経営では、どうしても人件費や固定費の影響が大きく、利益が伸びにくいのが現実です。

だからこそ、サロンの収益を安定させる「物販売上」をしっかり持つことが重要になります。

たとえば──
・フェイシャル施術 : 原価率 約8〜10%
・エステ専売化粧品の物販:原価率 約50% (在庫負担なしの場合)

ここで大事なのは、施術と物販の「性質の違い」です。
施術 = 低原価・高人件費
物販 = 高原価・低人件費

この2つを組み合わせることで、トータルの利益率が安定し、月ごとの売上の波も小さくなります。

物販は原価率だけ見れば高く感じますが、在庫を抱えずに導入できる仕組みを使えば、在庫リスクゼロで始められるのが大きなメリットです。
特に、FMC(フェースメンバーズクラブ)のような在庫負担ゼロで導入できる専売化粧品システムは、小規模サロンの強い味方です。

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理想の利益率をつくる3ステップ

理想の利益率をつくる3ステップ

施術と物販のバランスが整うと、サロンの利益率は一気に改善します。
ただし、「仕組み」がなければ、その状態を長く維持することはできません。では、どうすれば安定して利益が残るサロンになれるのか?
ここからは、その答えとなる「再現できる利益づくりの3ステップ」を紹介します。

STEP
1

原価率・利益率を
正確に把握する

施術コスト・商材費・固定費を分けて、どこにお金がかかっているのかを「見える化」。数字が見えると、改善ポイントが自然と分かります。

STEP
2

売上構成を整える
(施術+物販)

施術だけに依存せず、積み上がる収益である「物販」を加えることで、利益が安定し始めます。

STEP
3

利益モデルを定期的に見直す

半年に一度のチェックだけでも十分効果あり。売上比率・客数・物販比率を見ながら、小さな調整を繰り返すことで、利益率は確実に向上します。

急な改革は必要ありません。
小さな改善を“仕組み化“して続けること小さな改善を“仕組み化“して続けることこそが、強いサロンを育てる鍵です。

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逆算思考でエステサロン経営は決まる!利益を伸ばせる物販システム

「原価率10%は高い?」の答えは…
“物販とのバランス次第”

原価率10%は高いか? 単体で見るとやや高めに感じる場合もありますが、
物販売上で安定収益をつくる仕組みを持つサロンは、十分に利益を残せます

重要なのは、原価率を下げることではなく、利益が積み上がる構造をつくることです。
施術だけでは伸びにくい利益も、「施術+物販」の両輪にすることで毎月の利益が安定し、キャッシュフローも改善します。あなたのサロンも、利益がしっかり残る仕組みづくりを始めていきましょう。

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